照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016年ポルトガルの旅 デュッセルドルフまではLCCのユーロウイングスで

旅15日目の11/29日、13時25分発のユーロウイングスリスボンからデュッセルドルフへ向かう。丸一日入浴できないのだからと、日本到着から逆算して、朝もう一度バスタブに浸かって血流を良くしておく。帰るだけとはいえ、疲れは残しておきたくない。

ところで、ユーロウイングスとは耳慣れない航空会社だと思い調べると、何とLCCであった。デュッセルドルフに本拠地をおくルフトハンザ傘下の航空会社だ。

日本国内のLCCが頭に浮かび、機内持ち込み手荷物の制限は?とか、出発に遅れは生じないだろうかとか、細々した事が急に気になってくる。が、今更考えたところで仕方がないので、出かけることにする。空港駅までは、メトロのサン・セバスティアンから赤ラインで(1.4ユーロ)、所要時間はホテルからでも30分足らずだ。

自動チェックイン機では受け付けていないので、何番の窓口か、電光掲示板を時々チェックしにゆく。だが、2時間前にならないと表示されない。椅子に座ってチェックインカウンターを眺めていると、準備を始めた窓口がある。

きっとここに違いないと思ったが、そこへ聞きに行くこともせずただ待っていた。そろそろかなと、改めて電光掲示板まで確認しに行くと、果たしてその35、36番窓口がそうであった。

では並ぼうかと戻ってくると、いつも利用して慣れているのか、人々は既に列を作っているではないか。だが、窓口の上部には、航空会社名も便名も表示されていない。念のため、前に並んでいる人に確認するとユーロウイングスとのことだ。

二つの窓口のうち左の列が、インターネットでチェックイン済みの人たちが荷物を預けるようだ。一列なので案外時間がかかり、私は30分ほど待った。こんなことなら、窓口に人が来た時点で確認して並んでおけば良かったと思う。きっかり2時間前になると、窓口上部に航空会社名と便名が表示される。

ボーディングパスを受け取ると、登場時刻は40分前だ。ちなみに、二枚必要と伝えたが、今回も一枚であった。成田行きは、デュッセルドルフで発行してもらうことになる。

大急ぎでラウンジまで行き、サンドイッチと飲み物を口にしてようやく一息つく。あまりのんびりもしていられないと、ゲートに行ってみれば、時間前にも関わらず既に登場が始まっている。今年の正月に利用したルフトハンザとは大違いで、何とも手際が良い。チェックインカウンター同様、何でも早め早めだ。

何しろルフトハンザは、1時間遅れのうえ、全員が登場を終えるまでにもやたら時間がかかった。今回は、パイロットのストまであったので、むしろユーロウイングスで良かったと安堵する。

駐機場までバスで行き、出発も定刻通りだ。気になっていた機内持ち込み手荷物は、重量のことで言われることもなく全く問題なかった。むしろ、私より大きな荷物を抱えている人たちが多かった。

私はANAを通じての予約だったためか、簡素なサンドイッチに水とグミがセットになった袋が配られ、飲み物サービスもあった。座席番号でチェックしているようだ。ビールやサンドイッチを購入している人たちも結構いる。メニューを見るとさほど高くはない。
続く