照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

朝は水シャワーから

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私の朝は、シャワーを浴びる事から始まる。全身が温まったら、仕上げは1分間の水シャワーだ。日によって水の冷たさが違うので、おおよその外気温が判る。このところの寒さに、水は厳寒期並みの冷たさである。逆に6月から9月頃までは水がぬるく、効果があるのかやや疑問に感じる。だが習慣にしていないと、秋口から止めてしまいそうなので続けている。これまで毎日欠かさず12年目に入った。おかげでずいぶん寒さにも強くなったような気がする。

身体が十分温まったら、先ず30秒間、頭から水をかけ続ける。それから順次身体中に掛けてゆく。大寒の頃の水は切るような冷たさで、痛く感じられる。私は、冷たさから意識を逸らすため、いろいろ工夫している。例えば、シャワーのついでに呼吸法の練習をする。丹田に力を入れ、大地に足を着けるイメージで立つ。次に息を深く吸って、時間をかけて吐く。すると前傾気味に縮んでいた身体も、次第に背筋が伸びてシャンとしてくる。息を出来るだけ長く吐くようにしていると、滝に打たれる修行僧の心持になってくる。

水シャワーを始めたのは、小山内博著『生活習慣病に克つ新常識』(新潮新書)を読んでからだ。入院した従妹を見舞った帰り道、本屋に寄った。がんが生活習慣病ならば予防する方法もあるはずだと考え、何か手がかりを見つけたかった。健康に関する本はたくさんあって、ぱらぱらとめくってみたがどれも今ひとつに思えた。探しているうちに、自分が納得できると感じたのが上記の本であった。

朝食抜きとか、軽いジョギングとかは私に向かないので実践していないが、それ以外は肯くことが多く、暗記するほど繰り返し読んだ。「筋肉は使わないところからダメになる」という言葉になるほどと思い腰痛体操と膝の屈伸運動は早速取り入れた。普段使わない筋肉を使っての体操も、自己流ながらやるようにしている。仕事中はパソコンの前に座りっぱなしなので、意識して立ち歩くようにしている。トイレに行くときも腕を振り回したりと、日々身体のメンテナンスも怠らない。

水シャワーとこれらの体操のおかげで血流が良くなるためか、体調も頗る良い。肩凝りもあまりしないが、余程忙しい時は、さすがに首回りが硬くなってしまう。そういう場合は、首筋に充分温シャワーを当てる。もちろんどんな時でも、仕上げは水シャワーだ。

このように水シャワーは、私にとっては欠かせない習慣になっているが、人それぞれに向き不向きがあるだろう。皆が自分の気に入った健康法を見つければいいと思う。また本に書いてあることすべてを取り入れるのではなく、自分が納得できる事だけを長く続けるようにすると良い。自分の健康は自分で守るをモットーに、皆が元気に過ごす事ができますように!