照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

静かでほんわかした日ー開店休業状態の事務所で

昨日、お盆休み真っ最中の14日は、出社しても何もやることがなく暇をもてあました。どこもかしこも休みでは、当然ながら電話も鳴らず、FAXもメールもこない。
 
夏休みも特にないわが社では、この時期、皆それぞれに有給休暇を使って休む。私も休めばよかったかなと頭を過ぎるが、月末に予定している休みがあるためそうもいかない。無駄に有給を使うのは惜しい。それに、自分ばかりが休んでいるようで、気が引ける。
 
有給休暇取得100%を実践している私だが、休むにはやはりそれなりに気を使う。全社的に休暇の取得を奨励するようになれば、どんなにか気が楽だろう。だがそれは、到底叶わぬ寝言のようなものだ。

休みばかりではなく、さまざまな面で意識改革が必要にも関わらず、古い水夫たちは、前例の踏襲から抜け出せないでいる。むしろ、かつてドリンク剤の宣伝であったように、365日24時間働く人が喜ばれる雰囲気さえある。
 
朝礼では、「ネクスト10に向けて、主要な柱の一つが人材育成」と言うが、これでは、人材と目される人は残らないだろう。うっかり入社して来ても、こんな時代錯誤な会社ではと、早晩見切りをつけてしまわれかねない。
 
前組織から変って早10年、スローガンの、「本気の行動」はいつ始動するのか。ある意味、居心地がいい会社ではあるが、時代から取り残されそうな感さえある。

自分なら、どのように変えたいか、変えられるか。どう逆立ちしてもお呼びのかからない案を、つらつら考えたりと、まことに平和な金曜日であった。