照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

台湾でルーロー飯に感激!ー金峰魯肉飯

台湾3日目は、午前7時に次男が部屋まで迎えに来る。ホテルからMRT中山まで10分程歩き、雙連まで一駅乗車する。

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朝市で並べられた美味しいそうな野菜

小雨でも、朝市はやっている。大都市でも、このような市が開かれていることが意外であった。食べ物に対する意気込みが違うということだろうか。

私の住む地域では、スーパーに押されて、朝市どころか、個人商店さえもほとんど消えかけている。食べることを大事にすることは、生きる原点だ。それを疎かにした果てにくるものは・・と、考えても仕方のないことがふと頭を過る。

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豆乳の中サイズ、 朝市とは反対側の専門店にて購入、店内にはテーブルもある

冷たい豆乳は、しっかり豆の味がして美味しい。台湾の人たちは、皆健康的な食生活をしていると、改めて感心する。

豆乳を飲みながら朝市を見学して、ついでに、マンゴーカキ氷で有名なピンザン(冰讃)の場所を確認してから、MRTに乗車して中世記念堂まで行く。

朝食は、ルーロー飯だ。目指す金峰魯肉飯は、MRT中正記念堂2番出口近くで、目の前に看板があるのですぐ分かる。

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金峰魯肉飯

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右側で注文票を渡す 左側がテーブル席

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メニュー  注文票もほぼこれと同じで、丸をつけて数を記入するだけと簡単。どこもこのスタイルで、便利だ。

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ルーロー飯  右下は瓜

ルーロー飯(魯肉飯)とは、脂身を多く含んだ豚バラ肉の細切りを、台湾醤油ベースの調味料で長時間煮込み、ご飯にかけたものだ。八角は、漢方薬の匂いがするので、苦手な方もいるかもしれない。

この店のご飯は、日本のご飯のような食感で、私には食べやすかった。今回の旅では、何でも食べるを目標としているので、豚バラ肉にも躊躇しなかった。ところがこれが、かなり好みに合っていたので驚いた。これまで食わず嫌いで、どれほど美食の機会を逃したことかと、今更ながら悔やむ。

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茹でた空芯菜、どの店でもアクセントはニンニクのようだ。あっさりして美味しい。

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揚げ豆腐 の上にはパクチー。厚揚げ好きの私にぴったりだ。パクチーも、どの店でもよく使っている。

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煮卵、これが美味しい。地下鉄の改札を出ると、八角の匂いがすることがある。すると、そこには必ずコンビニがあって、おでんや煮卵を売っている。美味しそうと思いながらも、買ったことはなかったが、ようやくここで味わえた。

正直言って、ルーロー飯って何?と、未知の味に多少疑わしさを感じていたが、この店は、私の一押しだ。安くて美味しい。

この日は、食べ歩きを予定しているので、すべて少量づつ頂く。ちなみにルーロー飯は大中小とあるが、ご飯の量の違いだけで、具の量は変わらない。

台湾では、この店のルーロー飯を自分の基準にして、あちこち食べてみたいと思うほど気に入った。八角苦手な方以外には、まことにおすすめだ。