そろそろカラッと晴れてほしいなあ!ーでもこんな年もあるさと構えていよう
相次ぎ発生する台風や秋雨前線の影響で、東京では9月の日照時間がだいぶ少ないということだ。「カビが生えちゃうよ」というキャスターの言葉に、ラジオの前の私もまったくと頷く。湿度が高くジメッとしているので、気温はそれほど高くはないものの、少し歩いただけで汗が流れる。
一日中晴れていたのはいつだろうと、すぐには思い出せないくらいだ。朝方に降った後、日が差すというのはあるが、カラッとしたイメージではない。ここしばらくは、朝目覚めても曇り空か雨ばかりで、爽やかさが足りない。おまけに、台風16号の進路によっては、来週もこのような状態が続きそうだ。
降らない時は待ち望まれる雨も、このように台風がドカドカやってくるとなると、少し極端すぎやしないかと、もう少しお手柔らかにとお願いしたくなる。それにしても、そろそろカラッと晴れてほしいなあ!
とはいうものの地形によっては、例えばノルウェーのベルゲンのように、1年の3分の2は雨が降るという地域もある。実際私が訪ねた折も、朝方強く降って、少し止み、また降り出して、午後からは完全に晴れるという感じであった。
ウイキペディアによると、
"降水量が多い原因として、ベルゲン周辺部の山に囲まれた地形に北大西洋の湿った空気がぶつかることによって生じる地形性降雨が見られることにある。"
ということだ。
台湾の九分も雨が多いが、これも地形が影響しているという。丁度1年前に訪れたのだが、やはりシトシト降ったりザーッときたり、止んだりと、ちょうど梅雨時のような感じであった。
一年を通して、お天気が比較的安定している地域に住んでいると、それが当たり前になってしまうが、世界を見れば、そうではないということに改めて思いが至る。これはむしろ、かなり恵まれたことなのだ。
年によってはこのようなこともあるさと、大らかに構えていた方が、空模様にやきもきするよりずっといい。遅まきながら、やっとそのような境地になった次第だ。