照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

スイーツ類の高さに驚くー適当な手土産探しに悩みながら

手土産を探しにデパートへ行ってみると、価格に驚く。折りしもバレンタインデーが近く、それに合わせた品揃えのため単価が上がっているのかなとも思うが、いつものぞいているわけではないので比較もできない。

小さな焼き菓子が、消費税を含め1個300円近くとなっては手を出し難い。個人にあげるとしても、ちょっとした手土産の域を超えている気がする。まして、仕事関係なら量も必要なため、尚のこと手が出ない。

味はともかく、小ささが価格に見合っているのかどうか疑問だ。ここぞと張り切ったつもりでも、差し出した相手には、それほどの品とは映らないだろう。知っている人だけが、その包装紙に頷くくらいだ。

時々、会社でもお客様からお土産を頂くことがあって、数が少なく分けずらいと思うことがある。私は、お菓子をパスしているので味は分からないが、そういう気合が入ったお菓子は、皆が口を揃えて美味しいと言う。多分、お値段もそれなりで、価格と入り数で、頭を悩まされたのではと想像する。

いざ自分が探す段になると、美味しいと人に喜んでもらえ、やや無理してもこれくらいならと、価格にも納得できる品選びにはまったく苦労する。例えば、よく観光地で売られている数重視の物は、価格は嬉しいが味は今ひとつで、とりあえず会社へのお土産にはなるだろう感が強い。これはと思える品は、観光地といえどもやはり高い。だがお土産は、何と言っても自分が貰って嬉しいが基準だ。

それにしても、政府が、デフレ脱却といい続けてもなかなか物価が上がらない中、菓子類だけは、ずいぶんと高止まりの気がする。それだけ需要があるということなのだろうか。スイーツに関心がない私には、よく分からない。井上陽水の曲「傘がない」に倣えば、(今の問題は、丁度いい手土産がない)だ。