照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ワクワクするようなニュースー星座の星の配置からマヤ文明の古代都市発見

〈カナダの少年、「マヤ文明の古代都市」を星座の星の配置から大発見〉(sorae.jp.5.11の記事より)というニュースには、まったく驚いた。記事でも指摘しているように、"他の科学者達が数百年かけてもわからなかった事実を発見"って物凄いことだ。

記事によると、
"カナダ在住のウィリアム・ガドリー君は、星座の星の並びとマヤの古代都市の配置を観察していて、ある時、その星座の星とマヤの古代都市の位置に関連性があることを発見した。
 
22の星座の星が117のマヤの都市に一致していることを確認したガドリー君は、23番目の星座の星の一つに一致する都市がないことに気づいた。だがその場所は、メキシコのユカタン半島。ガドリー君はカナダの宇宙庁に事情を説明し、NASAJAXAの撮影した当該箇所の衛星写真の画像を提供してもらった。それが、ピラミッドと思われる古代都市の一部の発見につながった。

マヤの古代都市の中でも最大のものである可能性があるその新たな都市は、ガドリー君によって「K’aak Chi」と命名されたが、これは古代マヤ文明の言葉で「火口」を意味する。"(記事要約)ということだ。

ちなみに、"この場所はメキシコの都市部からかなり離れた場所にあり、遺跡の探索は容易ではない"ということなので、どのようになっているかすぐ分かるわけではないが、かなり興味をそそられる。

それにしても、「マヤ暦で2012年に世界の終りが予言されている」という話がきっかけで、中央アメリカ古代文明に興味を持った12歳の少年が、仮説を立て独自に研究し続けて3年、ついに成果を出したというその粘り強さに脱帽だ。

当時、マヤ暦はちょっとした話題になったが、明けて2013年を迎えてみれば、すぐに忘れられてしまった。逆にそこを起点に、いわば夢を追い求めて、コツコツ研究し続けた少年って本当に素晴らしい。またカナダの宇宙庁も、少年の報告を真摯にとらえ画像提供に協力したのは偉い。この少年の研究の道すじを、一通り聞いてみたい思いさえする。久しぶりに、こちらまでワクワクするようなニュースに、嬉しくなってしまった。