2016年ポルトガルの旅 オビドスーレストランデゼンブロと町の風景その2
昼食はどこにしようかとレストランのメニューを眺めながら歩いていたら、外のテラス席が賑わっている店が目についたのでそちらの方へ行ってみた。皆さん幸せそうに召し上がっておられるので、私もここにする。テラス席では汗がひいたら寒くなると思い、中へ案内してもらう。
カフェレストラン デゼンブロ外観 (翌日の朝撮影)
レストラン内部
野菜スープ 人参とインゲン豆入り
舌平目のグリル
野菜スープに舌平目のグリルと生ビールを注文。スープに限らず汁物全般を、以前はさほど好まなかった。味噌汁も、若い頃からほとんど飲まない。だが昨年、マルヴァオンでアレンテージョ風スープを味わって以来、スープそのものが気に入ってしまった。疲れが出た時などは、殊に胃に優しい感じがする。
スープには、人参とインゲン豆がは入っている。ホッとする味だ。量も多過ぎず丁度良い。舌平目に、レモンとワインビネガーと塩をかけて頂く。オリーブ油は、ほんの気持ちだけかける。美味しい。付け合わせの芽キャベツとじゃがいももたっぷりある。このじゃがいもがとりわけ美味しい。
奥の部屋には私だけなので、くつろぎながらゆったりと食事する。忙しそうに厨房とテラス席を往復する店の方がそれぞれ、私の方へも時々声をかけてくれる。気持ちの良い店だ。お腹も満足、十分休憩したところで、再び路地から路地を巡りながらホテルへ戻る。
ポルタ・ダ・セニョーラ・ダ・クラサ(南門)
外へ出ると、高校生らしき集団が賑やかに歩いている。活力が満ち溢れている感じだ。課外授業なのだろうか?それにひきかえ、時差ぼけの私はだいぶくたびれてきた。本日の観光を終了してホテルに戻る。
入り口のところまでくると、オーナーのカルロスさんが携帯で電話中であった。預けている部屋の鍵をもらうために、少し待っていた。すると、電話を切るなり、悪い知らせという。何事かと思えば、従兄弟が亡くなったという。心筋梗塞か何かで、突然のことだったらしい。お悔やみを言うと、こういうこともあるよ的な返事が返ってきた。
鍵を渡してくれながら、後で自分か息子が家中を案内すると言うので、時差ぼけで疲れたからとお断りして部屋に行く。洗濯したり、ゆっくり湯船に浸かったりしてから、横になって休むつもりだ。
実は、相当疲れていたようだ。何しろハンドクリームのつもりで歯みがきペーストを手にぬって、どうも伸びが弱いと思ったり、洗面所でコップを落として欠いてしまったり、とかなり注意散漫になっている。なるべく早く寝よう。無理して遅くまで起きていても、眠る時間に差はない。結局この日は細切れに眠りながら、珍しく8時過ぎまで寝ていた。
ホテルの食堂
ホテルの食堂
ホテル内部
ホテル内部
ホテルのテラス